この記事は、今までにライブ・フェスに330本に参加。多いときは年間53本に行った人が書いています。
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コロナ期を通過したからこそ出会えた景色
11月のMONOEYES振りの武道館(こんなに早く再来するとは思ってなかった)
全日は雨だったそうだが、見事なまでの快晴
今回の席はPAの左隣で、ライブ中も証明さんたちのスイッチングを見てしまうほど、
見てしまうほどだけど何をしているのか良く分からない。
まだまだ知らない世界があるものですね。
頭の上の日本国旗はだんだんと消えていくように霧に包まれていく。
その後、暗転。
暗闇の中をサーチライトがグルグル回り、不気味な音とともにこの後のワクワク感を引っ張っていく。
1曲目のmultiple exposure。”そう生きづらい”と何度も歌うこの歌詞がなんとも言えない気持ちにさせる。
あの楽しかったライブに来ているのに歓声を上げられない。声を出さなくてもライブは楽しめるというけれど口に当てたマスクは外せない。
そのマスクは、ライブのみならず日常生活の半分以上をともに生きなければならない時代。
フェスも制限、酒の提供も中止。
まさに”生きづらい”世の中を歩いているこの数年を山口さんの唄声がそっと寄り添ってくれた感覚。それはスピーカーが多いから、と片づけられるようなものではない感じ。
静かに始まったライブなのに1曲目から感情を揺さぶられる。
ちなみに、自分はオンラインで予習せずにライブに臨んだ。
まさに初めて聞く曲たちとの対面式である。
それをPA横で聞ける幸せを噛みしめる。
今回のライブ、なんとなくどんなことをするのかは知っていた。
俳優が曲たちに更なる彩りを与えてくれている。
コロナ唯一の功名とも言える、サカナクションが見せたオンラインライブの活路をオフラインでも持ってくる感じ。やりたいことはなんでもやる。サカナクションが解散ではなく、破産するのでは?と言われる所以である。
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ちなみに、彩りを与えてくれた方は川床 明日香さん
女性レポーター役のるうこさんも忘れてはならないアクセント
ただ、あの時のもっちーの無表情でけは忘れられない、見てはいけないような気がする代物だった。
ステージのセット、というよりはどこかの撮影スタジオを思わせる巨大なセットが目立ってしまうのだが仕方ない。プロジェクションマッピングも活用しながら色とりどりな姿を見せていく。
川床さんが、あっちへこっちへ、山口さんはルームランナーを歩きながら歌うし(そこを見せてしまうのがとてもシュール)、ステージを見るだけではなくモニターも見なければ楽しめない。
なにせ、モニターにも複数のエフェクトを掛けてリアルタイムで加工していく。映像もLIVEがあふれている。
聞くところによると、急な感染拡大となり結構な数のキャンセルが出てしまっていたようである。それでもサカナクションは、来れない人のチケットを買い取るような形で我々の「参加しない」を尊重してくれた。
その優しさとこれまでライブに飢えたチームサカナクションの気合がちょうど良い感じに満たされた最高のライブだった。
3月のアルバム、その後のアプライ
何がどうなっていくのか楽しみで仕方がない。
セトリ
multiple exposure
キャラバン
なんてったって春
スローモーション
『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』
月の椀
ティーンエイジ
壁
目が明く藍色
DocumentaRy
ルーキー
プラトー
アルクアラウンド
アイデンティティ
ショック!
モス
夜の踊り子
新宝島
忘れられないの
【アンコール】
三日月サンセット
白波トップウォーター
ナイトフィッシングイズグッド
フレンドリー
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