妄想企画

ストレイテナーの凄さはアルバムのラスト曲で1枚のアルバムを作ろうとしたときに分かる

ストレイテナーの神髄はアルバムのラスト曲にある。 妄想企画

中の人が考えたプレイリストを発表!

早速ですが、昨日寝る時間を惜しんで並び替えたプレイリストの発表です!

1.ROCKSTEADY

 

 

2.瞬きをしない猫

 

 

3.KILLER TUNE [Natural Born Killer Tune Mix]

 

 

4.Eternal

 

 

5.スパイラル

 

 

6.Phantasien

 

 

7.Farewell Dear Deadman

 

 

8.VANISH -Prototype-

 

 

9.78-0

 

 

10.覚星

 

 

11.Our Land

 

 

12.WISH I COULD FORGET

 

 

13.MARCH

 

 

14.MAGIC WORDS

 

 

15.ネクサス

 

あとがき

皆さんも経験あると思います。
オリジナルアルバムでの順番とベスト盤での順番で、その曲の持つ表情が変わることを。
自由奔放にやっていた曲が、ベスト盤だと肩身が狭い思いをしているような感じ。

オリジナルアルバムは偶然集められたという運命的なものから、コンセプトや概念を共有した運命共同体へと姿を変えていきます。最初の入口から最後の出口までを何か1つの共通するもので繋がれています。

では、今回のプレイリストをアルバムと見立てた時はどうでしょうか?ベスト盤のような何か他人行儀でまとまりのない感じがするでしょうか?

私個人的には並べ終えた時に、こんなアルバムがあってもいいじゃないかな?と割と肯定的でした(否定しない勇気、はこの場合必要ではないかもしれない)。

全ての曲が「アルバムの最後を飾る曲」という共通項で、大きく被ることもあれば、小さく被っている。そんな不思議な関係性。

 

少し話は逸れます。
ストレイテナーというバンドを知らない方に「どんなバンドなんですか?」と説明を求められた時、音楽のレーダーチャート(下記の図参照)が、どこか一つ尖っているのではなく「全方位型のバンド」と伝えることがあります。

ロックバンドですから、ボーカルがギターだけ弾ければ格好がつきます。ですが、ストレイテナーはバンドセットの真ん中にシンセ(電子ピアノ)を置いて、鍵盤曲を平気でやってのけるのです。

こんな感じにド真ん中を陣取るわけです。シングル曲で言うと「SIX DAY WONDER」の時です。その翌月には同じくシングルで「TRAIN」を発表しますが、振り幅が大きすぎませんか?と思ったのではないでしょうか?
そうしてさらに翌月に発表されたアルバム「LINEAR」は実験的と呼ばれるアルバムでした。

ですが、その最後を飾っていた「MARCH」は鍵盤曲でありながらも、”柔”の印象である「SIX DAY WONDER」とは違い、終盤にかけての畳みかけるようなシンペイさんのドラムが印象的で、

辺りが暗くなって また雨が降り始めた
輝いた川は濁って 遠い空に稲妻が走った
(MARCHの歌詞)

まさにこの情景の如く、急な天候の悪化に伴う一瞬の嵐のような雨や風を表すかのような”剛”の曲として最後を飾りました。

2009年の武道館では、ダブルアンコールとして最後の曲として演奏され、その印象からか2013年にもセットリスト入りしました。

つまり、ギターロックという項目で高得点をたたき出しつつ、ピアノ曲でも高得点をあげてしまいました。
ですが、みなさんが知っている通り今回の曲で言うと「78-0」といったエレクトロ調の曲でも様になってしまう。「KILLER TUNE [Natural Born Killer Tune Mix]」も言わずもがな…。

つまりは、そういうことなんです。なんでもやってのけてしまう。

新しい分野では進化が止まらず、既存の分野では深化を絶え間なく行っているバンド、それがストレイテナーだと思っています。

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