ライブレポ

BUMP OF CHICKEN ” Sphery Rendezvous ” @ ベルーナドーム(2024.9.8)

ライブレポ

 

「待合せ」が持つ意味

セトリや曲名は書いていない、個人的な感想です。

感想

BUMPが最終公演の東京ドームに向けてツアーを出発した

5年ぶりのaurora ark以来の東京ドーム

発売されたアルバムも5年ぶりだ

あの時も出発の地は埼玉県所沢

最近、幕張メッセでライブをやらなくなったので寂しさはある(silver JUBiiLLEが最後かな?)

5年という月日の間ではどうしてもコロナを切り離して考えることはできない

よくぞここまで戻ってきたという感情はふとした瞬間に湧いてくるものである

とはいえ、私自身のライブに行く回数が今まで通りに戻ったかといえば決してそんなことはなく

世間一般の皆さんに比べれば少し多い立ち位置に落ち着いてしまっている

「今年の夏はNoフェスだった」と友人に伝えると驚かれる人間であるため、今までがどんなイメージだったのか心配にはなる

ライブに行かなくなったのが、精神的なものなのか、日常が変わったのか正直な話あまり分からない

フェスに行かない
→行かないから新しいアーティストに触れる機会が減った
→触れないからワンマンに行きたいと思う機会がない
→そもそも新曲とかに触れてない

という負のスパイラルに陥っている自覚はある

そうであってもBUMPを含めて数組のアーティストは、新曲のアナウンスやライブ開催がアナウンスされれば心が躍り、当落の当日を迎えればソワソワしてしまう

全てのものに同じ興味や愛情、熱量を注ぐことは私には難しい
どこかで依怙贔屓をせざるを得ない

BUMPがその依怙贔屓の先頭集団にいることは揺るぎがない

それは2004年の初ライブがBUMPだったことが大きく影響しているのだろう
初めての経験というのはその後の人生においておいて、かけがえのないことである
私は胸を張って「初めてのライブはBUMP OF CHICKENです」と言える

それが佐倉フリーライブだったという最高の付加価値がついた大事なイベントだったのは間違いがない

「ありがとう、俺の青春」って叫んだ、King Gnuの井口さんの気持ちはとても分かる
青春時代に好きなったアーティストが今この時まで活動を続けてくれていることがどれほど嬉しいことなのか、奇跡に近いことなのかは少なからず皆さんに分かってもらえるのではないだろうか

今まで生きていてくれてありがとう
解散、休止せずに続けてくれてありがとう
ライブを開催してくれてありがとう

色んな確率の中でライブが行われ、ライブ会場で我々が交差するのがどれだけ奇跡的か

ライブに2時間参加した。この状況が当たり前ではないと強く訴えかけてくるのが藤原さんである

藤原さんは、曲ができたことをいつも楽しげに誇らしげに伝えてくれる
さらには「初めては君たちに伝えたかった」と言ってくれる

いつからだっただろうか、「この曲は君たちに聞いてもらうために生まれてきた」と強く訴えるようになった
それは時に「君たちじゃない、君に言ってるんだ」と一人に対して言う

昔からそうだったと言えばそうなのかもしれないが、be thereのツアー、アプリ公開の頃から強さを増している

商業的な話は良く分からない。今回のアルバムがシングルコレクションみたいな集まりになっているかもしれないが、各曲が「君」と「今」、「出会った」が非常に強く伝わってくる

チャマは「この空間の組合せ一生に一度しかない」と当たり前のこと言っているけど、それがどれだけの確率なのかを再認識させてくれる

今から東京ドームでの奇跡の待ち合わせを楽しみにしている

 

 

 

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